先日、国際映画テレビ学校連盟2025年年次総会がメキシコで閉幕した。中国伝媒大学は連盟のアジア太平洋地域（CILECT Asia-Pacific Association）議長機関として会議に参加し、アジア太平洋業務報告を行った。今回の年次総会は「21世紀の映画テレビ教育の使命と力」（Power of Conscience in Twenty-First Century Cinema）をテーマとし、4つの基調講演、8つの並行フォーラム、8つの専門討論が設けられた。世界各地から170名以上の会員代表が会議に参加し、「AIと新技術の発展」「持続可能な発展と映画テレビ教育」「グローバルな学術と教育の質の向上」「多様性と包容性のある映画テレビ教育」などの問題について集中的な議論を行った。
大会のフォーラムセッションでは、中国伝媒大学の代表者が「スマートメディアと映画・テレビ教育」および「ドキュメンタリー制作の教育と実践」の2つの分科会を主宰した。6カ国の学者たちがテーマを中心に学術的な共有、事例の整理、比較分析を行い、現場での交流を行った。
会議期間中、中国伝媒大学の代表団は2回のAPRA（アジア太平洋地域）加盟国会議を組織し、域内各国の加盟国が懸念する問題に十分配慮し、「アジア太平洋地域の地理的・人文的資源の優位性と映画・テレビ教育の多様な発展」、「AIなどの新興科学技術」、「映画・テレビ教育と持続可能な発展」といった議題について深く議論した。会議ではアジア太平洋地域委員会（CAPA Regional Council）の選挙が行われ、選挙は円満に成功した。選出された新アジア太平洋地域委員会では、中国伝媒大学が議長機関、シンガポール南洋理工大学が副議長機関となり、委員会メンバーは協力してアジア太平洋地域の映画・テレビ教育の発展とアジア太平洋地域の交流・共同建設を推進していく。
今回の年次総会では、地域作業会議が10回、グローバルメンバー総会が2回開催された。総会では5カ年作業計画が発表され、国際的な科学研究基金のテーマ選定、学術成果の国際出版、多様性および持続可能な発展といった問題について議論が展開された。
2025年度グローバル代表者会議において、中伝作は2025年度アジア太平洋地域業務報告および2026年度計画報告を行った。報告書は、今年度のアジア太平洋地域の重点業務をまとめたもので、人類運命共同体と多様な発展、地域国際教育協力、AIスマート時代における地域的対応戦略、地域映画・テレビ教育研究の方向性、アジア太平洋地域の環境に適応した持続可能な発展経路などが含まれる。報告書は参加メンバーの全会一致で承認された。
国際映画テレビ学校連盟（CILECT）は、ユネスコ（UNESCO）の公式連絡国際大学連盟であり、1954年にフランスのカンヌで設立され、現在までに71年の歴史を持つ。アジア太平洋地域、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカの64カ国から180以上のトップレベルの映画テレビ学校が加盟している。中国伝媒大学は2023年からこの連盟のアジア太平洋地域（CILECT Asia-Pacific Association）の議長校を務めている。
昨年10月、中国伝媒大学は国際映画テレビ学校連盟2024年次総会を主催し、双方の設立70周年を共に祝い、会議は実り多い成果を上げた。
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編集張亦瑋
