2025年11月5日、ブラジルのブラジリアで開催された第6回世界水博物館ネットワーク国際会議(6th International Conference of the Global Network of Water Museums, wamu-net)において、「水について話しましょう」(Let」s Talk About Water)ですLTAW)と世界水博物館ネットワーク(wamu-net)が共催し、ユネスコ国際水文学計画(UNESCO—IHP)が支援する世界的な映像祭「Water Film Prize」の2025年度の選定結果が発表されました。外国語言文化学院の2024年の放送と司会芸術専攻の学生である藺思翰と、2024年のスペイン語専攻の卒業生である林奕琪が共同で創作した「水と共生します:ハニ棚田の粘り強い知恵」は、国際映画学校連合(CILECT)アジア太平洋地域協会の推薦を経て、今回の映画祭にノミネートされ、優秀賞を獲得しました。
「バック・トゥ・ア・フューチャー(Back to Our Future)」をテーマに、古代の水利技術(Ancient hydro-technologies, AHTs)と現代の気候変動の挑戦との対話に焦点を当て、世界中のクリエイターが映像で人間と水の関係を探求し、伝統的な水の知識は、未来の持続可能な発展のヒントを提示します。本校の学生二人の作品は、世界の重要農業文化遺産と世界遺産に登録されている中国の紅河ハニ棚田に焦点を当てています。「森─村─段々畑─水系」という四素同型の循環システムから出発して、映画は段々畑が千年の変遷の中でいかに山地農業と水文化のバランスを保ってきたかを示しています。作品は繊細な叙事と写真言語で、ハニ村の人々が近代化の衝撃に直面して伝統的な植生と水利体系を積極的に回復しようとする努力を描き、地球規模の気候変動の背景の下での地方知識体系の生命力を明らかにし、生態系の自己管理とコミュニティの文化意識の力を強調しています。主催者側は審査意見の中で、この映画は「感染力のある映像と物語、深い人間的配慮で、地方の水に関する知識と現代の気候問題を緊密に結びつけ、世界の観客に伝統的な知恵と現代の持続可能な発展を理解する新しい視点を提供しました。」と指摘した。
この映画祭の上映は、2025年にブラジルのブラジリアとベレンで開催される第30回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP30)に合わせて行われる予定だということです。この後、2026年のパリ「水について話そう」映画祭、2026年のルクソールアフリカ映画祭、2027年のサウジアラビア・リヤドでの第11回世界水フォーラムでも上映されます。
哀牢山脈に隠された一万ムーの棚田から地球規模での対話の舞台へと、この映画の旅は、水管理、生態保護、気候行動における世界のインスピレーションの源となる地域の知恵への回帰を象徴しています。
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編集張亦瑋
